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溶剤管理

溶剤管理②

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今回も引き続き、溶剤管理のお話しです。

本日は、溶剤管理を上手に行うための隠し味的な商品。

【CL-パウダー】

昨日書いた、カートリッジフィルターのお話しの中で

脱酸・脱水剤として、アロフェン(膠質土)のご紹介をしましたが

【CL-パウダー】はこのアロフェン(膠質土)を微粉末に加工した商品です。

最近、染色堅牢度が悪い衣類が多く、

色の流出による溶剤の着色も多いですが、

この着色は、活性炭で吸着できますが、

脂肪酸の蓄積によっての着色(茶褐色)は、かなり除去し難くなります。

着色が進むと、結局溶剤を交換しないと無理な状態になりますので、

早め早めの対処が必要になります。

汚れをしっかり落とすために、前処理をしっかりして、品質の良いドライソープを

使うことで、脂肪酸と水分、他の色々な汚れは溶剤に蓄積していきます。

前置きが長くなりましたが、使い方は以下の通りです。

 

【使い方 その1】

カートリッジフィルターを交換するタイミングで、

ポンプ循環をしながら、ベースタンクへ【CL-パウダー】

投入して、フィルターに吸着させて、10~30分くらい循環します。

投入量としては、溶剤の状態によって、2袋、3袋と増やしても結構です。

(※ただし、酸価値が異常に高い場合には、いくら入れても0.3以下にはなりません。

酸価値が1以上あるような場合には、溶剤の入れ替えをおすすめします。)

フィルター交換前の一番、状態の悪い溶剤の水分、脂肪酸を

【CL-パウダー】に吸着させて、その後、古いフィルターから

新しいフィルターへ交換します。

そうすることで、新しいフィルターへの負担が幾分軽くなります。

 

【使い方 その2】

各々、ドライ機の使用状況により異なりますが、

洗浄回数50回毎、100回毎、…と決めて投入します。

ポンプ循環をしながら、ベースタンクへ1袋投入して、

フィルターへ【CL-パウダー】を付着させ、脂肪酸と水分を吸着させます。

この時、必ず、1袋だけにすること。

たくさん入れると、フィルターの圧力が急上昇してしまいます。

以上、使い方をざっくりと書きましたが、

ご不明な点がありましたら、メールやメッセンジャーでも結構ですので

お気軽にご連絡ください。

CL-パウダー パンフレット.pdf

クリーニング資材の宮商

オンラインショップでも絶賛発売中!

工場に1箱、溶剤管理の常備薬として置いてくださいね。

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